乳がんとしこりの関係

乳がんとしこりの関係

乳がんが発症するときの目安となるのは、しこりです。初期症状として、実に90%もの方に現れると言われています。もちろん、乳房にしこりができたからといって、がんにならないことだってありえます。実はしこりの中にも種類があるので、安易に断定できないのです。代表的な例としては『乳腺症』『乳腺線維線種』『乳がん』などがあります。自己診断で間違えやすいのは、生理周期によって大きさが変わる乳腺線維線種でしょう。これはいわゆる良性のしこりです。

 

良性のしこりは2センチ以下の場合、自然に小さくなることもあるのだそうです。若い女性に多く見られる症状ですから、余計な心配をかけなくても問題ありません。一方、乳がんは悪性のしこりと表現できます。それでは、良性か悪性かの判断はどうやって行えばよいのでしょうか。簡単な方法でいくと、触った時の感触がひとつの目安になるとのこと。

 

良性のしこりは“消しゴムのような硬さ”と“周囲の部分との明確な境界線”、そして“指で押したときに逃げるような感触”を特徴としています。悪性のしこりの代表格である乳がんの場合、“石のように硬い”と言われています。良性のものと同じく弾力はありますが、硬さが随分違うようです。また“周りとの境界線も曖昧”“指で押してもその部分から動かない”というのも、乳がんのケースに見られる特徴です。なお、乳がんのしこりも人によって症状に違いがあるとのこと。一般的に、しこりは痛みを伴わないと考えられています。ところが、痛みを感じる方も少なからずいるようです。良性・悪性問わず、様々な症例のあるしこり。ご自身の体から見つかった時には、一度検診を受けてみても良いかもしれません。


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