乳がん検診の代表的手法『マンモグラフィ検査』

乳がん検診の代表的手法『マンモグラフィ検査』

今回は、マンモグラフィ検査にフォーカスを当ててみたいと思います。馴染みの無い名前かもしれませんが、乳がん検診の現場ではポピュラーな検査方法として知られています。そもそもマンモグラフィとは、乳房のレントゲン写真ととる検査手法のこと。医師の診断でも見つからなかったようなしこりでさえも、発見できると言われています。マンモグラフィ検査は乳房を挟んで行うため、人によっては痛みを感じることもあると思います。乳房を様々な方向から機械で押しつぶして行うため、「圧迫されて痛い」と感じるのだそうです。

 

もっとも、針などを刺すわけではないので過剰な心配をかけなくても良いでしょう。ちなみに、乳房をぎりぎりまで押しつぶす理由としては体へのダメージを最小限に抑えることが目的といえます。マンモグラフィは人体に影響を与える可能性のあるX線照射を行いますので、負担を軽減するために圧迫させるのだそうです。こうした話をすると、マンモグラフィ検査に対して恐怖感を抱くかもしれませんね。ところが、他の検査と比べても大きなメリットがありますので、受診を検討してみる価値はあります。それは、検査結果の精度の高さです。

 

前述したとおり、ほんの小さなしこりでさえ見つけ出せることがマンモグラフィ検査ならではの特徴と言えます。医師による診察でも大部分は発見できますが、小規模のものだと見逃してしまうケースも十分にあるのです。マンモグラフィ検査の魅力は、撮影した画像を複数の医師によってチェックできる点も挙げられるでしょう。早期発見により、乳がんは転移や再発のリスクを下げることができます。一方、進行してしまった乳がんは、リンパ管を通して全身へと送られてしまいます。こうした事態を避けるためにも、定期的な検診が必要です。特に30歳を超えた方は、年に一度は乳がん検診を実施してください。マンモグラフィ検査を活用することで、健康な体を維持していただけるはずです。


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