乳がんと似ている乳腺症

乳がんと似ている乳腺症

乳腺症は、乳がんの症状に似ている病気です。たとえば乳房のしこりや痛みなどは、乳がんと酷似した状況と言えるでしょう。そのため自己検診を行ったとき、乳がんだと勘違いしてしまう方もたくさんいらっしゃるそうです。乳腺症は、生理によって症状が変化しやすいということが特徴です。そもそも乳腺とは、妊娠や出産した時に乳を分泌する組織のこと。生理前に張って、生理後に元の状態に戻ります。乳腺が張ることによって痛みを感じる方もいますが、体に異常をきたしているわけではないので大丈夫です。なお乳腺は、年齢を増すごとに弾力性が無くなって硬直化するとのこと。その結果、乳房の変化や痛みを伴いやすくなるそうです。

 

このように乳腺症は恐ろしい症状ではありません。とは言え、ごくまれに乳がんに移行しやすいしこりもあるので用心したほうが良いでしょう。乳房にしこりや痛みを感じた時は、まずは病院に行ってみましょう。最悪の事態を防ぐためにも、細かな対策はやっておいて損はないです。ちなみに乳腺症のしこりは、いわゆる良性のものだと考えられています。乳がんのような悪性のしこりではないため、過剰な心配は必要ありません。乳腺症のしこりは、自然に治る場合が大半です。痛みがひどかったり症状が長期間続いたりする場合には、薬による治療を実施します。

 

今回説明したように、乳がんと似て非なる乳腺症。自己検診だけで判断せずに、専門家の診察のもと痛みや違和感の原因を知っておくことが欠かせないと感じます。原因がわからない不明瞭な場合は、精密検査などを受けて、乳がんの可能性を確認しておくべきでしょう。万が一乳がんだったとしても、早期の治療によって状況は改善します。地道にコツコツと、対策を講じていただければと思います。


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